【完全版】これを読めば全て完結！絶景ミルフォードサウンド特集

ミルフォードサウンドが有名なのは知っているんだけど、詳しくは分からなくて・・・

そんな方へ、ミルフォードサウンド情報を詳しくご紹介します！

ニュージーランドで最も有名な観光地と言っても過言ではない「ミルフォードサウンド」は、山々に囲まれた大自然の中を、クルーズに乗って楽しむ事が出来ます。

約2時間ほどのクルーズなので、日帰りで行く観光客が多いのですが、フィヨルドランド国立公園内に位置しているため、道の問題で近くの大きな有名な街「クイーンズタウン」からは、なんと車で片道4時間もかかります。

気軽に車で行ける距離とは少し言い難いのですが、ここへ行かずに帰るのは勿体無いです。

✔︎ TMKによる本記事のテーマ

「Milford Sound」を知ろう

ニュージーランドの南島にある「ミルフォードサウンド」はフィヨルドランド国立公園内に位置しています。また、テワヒポウナムの一部としてユネスコの世界遺産にも登録されており、世界中から観光客が集まる事はもちろん、ニュージーランドの人にも人気の場所です。

名前の由来は、イギリスのウェールズにある「ミルフォード・ヘブン」にちなんで付けられた名前です。

ではなぜ「サウンド」と付けられたのか。それは、英語で「入り江」という意味からきています。

そもそも「フィヨルド」とは、氷河の進退によって削られた岩山に、氷河の溶け水や海水が入り込んで形成される地形の事を言います。

フィヨルドランド国立公園内には他にも13のフィヨルドがあります。

また、ミルフォードサウンドへ向かう途中、テ・アナウという街があります。テ・アナウからミルフォードまでの道は「ミルフォードロード」と呼ばれており、ニュージーランドまたは世界で最も美しい道路と呼ばれています。

気になる「天候と服装」

ミルフォード・サウンドは、年間7000-8000mmもの降水量があり1年の3分の2、およそ230日は雨が降ります。この話はとても有名で、語学学校のニュージーランド人の先生も、旅行へ行く前に話していました。

「晴れたら奇跡」だと。

もちろん晴れの際は、青いフィヨルドの海と美しい緑の山を楽しむ事ができるのですが、曇りや霧でも幻想的な景色を見る事が出来ます。

カスケードと呼ばれるいくつもの一時的な滝が形成され、数千もの滝を見る事が出来ます。しかし、これらの滝は快晴時には涸れてしまい、恒久的に見られる滝は、たったの2本なのです。

1つは160mのボーウェン滝、もう1つは155mのスターリング滝。

どちらも山頂（ペンブローク山）に残っている氷河の雪解け水が作り出す滝で、この氷河も2040年頃までに完全に溶けて消滅すると言われているため、これらの滝も見る事が出来なくなるかもしれません。

服装についてですが、私はニュージーランドの春にあたる10月と、初夏の12月、の2回ミルフォードサウンドに訪れたのですが、10月は驚くほど晴天で、12月は曇りのち晴れ、といった天候でした。

オークランドは暑かったので半袖で過ごしていましたが、南島クイーンズタウンやミルフォードサウンドはまだ春や秋？と思うような気候で、また、ミルフォードサウンドはクルーズなので、海の上は風が冷たく寒いため、長袖のジャケットが必須でした。

みなさんご旅行の出発前に、天気予報を調べるかと思いますが、ミルフォードサウンドの天気は変わりやすいので、あまり当てにはなりません。ぜひご参考までに、下記へ載せておきます。

交通手段は？

まずは、個人で行くかツアーに参加するかを決めます。

※人気のツアーはこちら

その中で交通手段は大きく分けて3つあります。ご自身の旅行はどれが良いのか決める参考にして頂ければと思います。

どちらにも共通して言える注意点として、1年を通して雪崩・土砂崩れ・落石・崖崩れといった災害が頻繁に発生するため、とくに冬の間（例年5月〜9月）は路上停車・駐車が禁止されています。

この期間はレンタカーでもバスでも、路上停車出来ないので、お気をつけて下さい。

個人（レンタカー）

個人で行く場合は、レンタカーを借りて行く事になります。

私はクイーンズタウンの空港でレンタルしましたが、事前にネットで予約しました。

借りるシーズンによって同じクラスの車でも値段が違ったり、直前に予約すると人気の車種は空きが無かったりするので、予定が決まった段階でレンタカーはすぐ予約する事をおすすめ致します。

特にキャンピングカーを希望の人は、台数が限られているので、ハイシーズンは早めの予約マストです。

また注意点として、ミルフォードサウンドへの陸路アクセスは、テ・アナウから1本しか道路（国道94号）がなく、片道2時間かかります。その後はひたすら公園内を走るため、ガソリンスタンドはありません。

出発する前に必ずガソリンを入れてから向かって下さい。

冬の時期は、積雪も多いため、道路が封鎖されることが多々あります。この道路（国道94号）のみに適用される特別な法律により、冬の間は必ず雪用のタイヤチェーンを車内に備えていなければならず、快晴であったとしてもチェーンを所持してない車には、罰金700ニュージーランドドルが課せられます。

ニュージーランドで運転する際は、本当に厳しく、私も友人も過去2回の旅行中、合わせて3回も警察に捕まっています。冬の時期だけに限らず、車を運転する際は気をつけて下さい。

ツアー（バス、小型機）

日本からの添乗員付ツアーに申し込みしていて、すでに組み込まれている人は問題ないのですが、フリープランで予約をしていたり、航空券だけ個人的に購入して行く人もいるので、その方向けにオプショナルツアーをご紹介致します。

冒頭でもご案内しましたが、車の場合は片道4時間かかります。

移動に時間をかけるのはもったいない、と思う方は「フライトプラン」があります。小型機でクイーンズタウンからミルフォードサウンドまで約1時間で行けるのです。綺麗な山々とフィヨルドを空から眺める事ができるので、楽しめる事間違いないと思います。

ミルフォード空港は、ニュージーランドで最も飛行機の発着数が多い空港として知られています。

ちなみに、往路はバスを利用し、復路はフライトという片道のプランもあります。

コストを考えた場合は、バスの方が時間がかかる分、安く行く事が出来ます。時間はかかりますが、途中フィヨルドランド国立公園内の絶景ポイントで停車してくれるので、良い記念写真が撮れると思います。

おすすめはどっち？「メリット＆デメリット」

私は、上記（レンタカー、バスツアー）どちらも経験しました。

まずは「レンタカー」を利用した時の話をご紹介します。

レンタカーについて

レンタカーは個人的にネットで予約をしました。（＋クルーズツアー）

これが1番自由で融通が効きますが、正直問題がありました。

クルーズ会社から、ツアー参加日の前日に、明日の参加情報や天候等の詳細がメールにて送られて来るのですが、もちろん全て英語です。

そんな中、私たちが参加予定の前日に「フィヨルドランド国立公園内が大雪の影響で道路整備が入るため、◯時まで通行禁止です」と連絡が。

「予約していたクルーズの時間は乗船出来ない可能性が高い」という記載もあり、明日の営業時間開始後に、電話して欲しいとの事でした。

何時に道路が通行可能になるか分からない、しかし片道4時間かかるため、クルーズツアーの時間を逆算して出発しなければならない、午前中のクルーズを予約していた人たちが皆んな時間を振り返るなら、早く電話しないと乗れないのではないか、しかも電話は英語、という数々の問題がありました。

電話をした際、クルーズ会社の人は、振替可能と言っていたのに、名前や詳細を聞いて来なかったので、本当に大丈夫なのかという不安があったり、◯時頃までに〇〇まで来てと言われ、とりあえず向かう事にしました。

電話越しの英語という事もあり、聞き取るのが大変だったり、本当に振替て貰えたのか、本当に乗船できるのか、という不安だけがありました。

結果、窓口で予約番号を掲示したら、すんなりチケットをくれたので、何も問題なかったのですが、個人で行く際はこういった事を全て自分で管理しなくてはいけないので、大変だったけど良い経験になりました。

続いて「バスツアー」を利用した時をご紹介します。

バスツアーについて

現地サイトを利用してツアー予約したので、これも全て英語だったのですが「バスガイドなし、英語ドライバーのみ」というツアーでした。集合場所のバス停には、特に何の目立ったマークもなく、本当にここが集合場所で良いのだろうか、という不安がありました。

宿泊先のホテルは集合場所の指定が出来なかったので、別のホテルの前に指定したのですが、結果ホテルの前に大型観光バスが到着。

バスドライバーが座席から話しかけて来て、名前を伝えたらリスト表にチェックしていたので、このバスであっていたという安心感が一気に湧きました。あとはミルフォードサウンドまで乗って行くだけ。

車内でクルーズのチケットを配られるので、それを持ってミルフォードサウンドのクルーズに乗船するのですが、バスの出発時間を下車時に言われるので、聞き漏らさないようにして下さい。

私の両親は英語が分からないので、個人で行ったとしても、100%日本語ガイドを利用すると言っています。

英語に不安があったり、自分で色々管理するのが大変と思う方は「日本語が話せる、現地ガイド付のツアー」に参加する方が、安心感もあり、バスの中で観光情報を話してくれるので、楽しめると思います。

船から見る事ができる「野生動物」

ニュージーランドオットセイ、キマユペンギン、イルカが頻繁に出現し、運が良ければイルカやシャチ、クジラを見る事が出来ます。

ミルフォードサウンドでは、毎年8月から10月頃にかけて見られる「キマユペンギン」は、世界で最も稀少なペンギンの一種で、ミルフォードサウンドや周辺のフィヨルドでしか発見されていません。

さらに、1年のほとんどが生息地不明となっているだけでなく、森林に棲息するという珍しい特徴を持っているため、見る事が出来たらラッキーですね。

私はオットセイ、キマユペンギンを見る事が出来ましたが、私の両親が行ったのは3月だったので、オットセイとイルカを見れたそうです。

フィヨルドランド国立公園内の見所

ミルフォードサウンドへ向かう途中の道「ミルフォードロード」には、素敵な「絶景立ち寄りスポット」がいくつかあるので、ご紹介します。

ツアーだと立ち寄るかどうか、時間などにもよって変わってきますが、個人で行かれる方はぜひ立ち寄ってみて下さい。

Mirror Lake

ツアーの際は、立ち寄りスポットとして必ず入っているほど有名な場所で、美しい山々が湖にミラーのように反射して写る事から「ミラーレイク」と呼ばれています。

バスを降りてすぐのところにミラーレイクがあるので、5〜10分の滞在時間で十分かと思います。

MAP
https://goo.gl/maps/b97T53bS1w671bkq8

Eglinton Flats ＆ Eglinton Valley

ここから見る絶景は、本当に絶景で最高でした！個人的にぜひ立ち寄って欲しい場所です。

ここにはお手洗いと簡単な資料館がある為、バスツアーの際にも立ち寄る事ができると思います。

MAP
https://goo.gl/maps/W7SLEfzzgps2dtmq5

Monkey Creek

山々に囲まれたここ「モンキークリーク」は、氷河から出来た水が流れており、純粋に飲むことができます。ドライバーさんもマイボトルに水を汲んでいました。

また、駐車場には、ニュージーランドのクイーンズタウンで有名の鳥、緑色のオウム「ケア」を見る事が出来ます。

MAP
https://goo.gl/maps/wNR7L8EHFYixJqqr5

The Chasm

ここ「The Chasm」も、美しい川の景色と、岩と岩の間を流れる滝の力強さは、圧巻でした。

簡単に歩いていけるコースなので、ここもぜひ立ち寄ってみて下さい。

The Chasm
https://www.doc.govt.nz
MAP
https://goo.gl/maps/dvmUe5Ra4e2BWiPo6

「クルーズ会社」はどこがおすすめ？

ミルフォードサウンドのクルーズ船は「全6社」運航しています。

私が利用したのは下記の2社です。決め手は、口コミの高評価と金額でした。

大きな違いはないのですが、違いをあげるとすれば「船の大きさ、出航時間、金額」です。同じフィヨルドを運行するので、回るコースはどこも同じでした。

まとめ

フィヨルドランド国立公園内にある、ミルフォードサウンドはいかがでしたか？行くまでの道中にも、たくさんの絶景があり、ミルフォードサウンドのクルーズ船から眺める景色も、本当に絶景です。

長時間かけて行く価値のある場所だと思うので、ニュージーランドへ旅行へ行く方、ぜひクイーンズタウンと合わせて、ミルフォードサウンドへも足を運んで頂ければと思います。

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