【経験談】2カ国留学:フィリピンのメリットとデメリット

ここ近年、流行りの2カ国留学。皆さんは聞いた事ありますか?ワーキングホリデーへ行く前に、別の国に留学へ行き、英語を少しでも勉強をしてから、いざメインの国へ!というのが大きな目的の一つのようです。

2カ国留学を知らず、私は留学エージェントへニュージーランドの相談のつもりで足を運んだのですが、その際に2カ国留学をすすめられました。その中で人気の国フィリピンの説明を受け、最初は悩みましたが、割と早い段階で行く事を決断しました。

フィリピンは国柄とてもフレンドリーで、物価も安く、英語が公用語では無い国の中で、英語を日常的に使っている国のランキング上位という点、また、先生と生徒の距離感が近いのは、英語を楽しみながら勉強をする上で、とても大事な事、何かわからない事があっても、質問をしやすい環境が整っているというのは、選ぶ上で重要なポイントだと聞き、実際行って結果的にそうだったと感じました。

実際に2カ国留学の最初の国を、フィリピンのセブ島を選び、自分で経験して感じた、メリットデメリットをご紹介したいと思います。

メリット

英語を話す抵抗が無くなる

日本の教育では、「英語を話す」という授業が、なかなかありません。話す機会や習慣もありません。いきなり公用語が英語の海外へ行って話す事が出来るのだろうか、という不安を、少なからず私は持っていました。

また、つたない日本語英語(ジャパグリッシュ)で、本当にネイティブの人に通じるのだろうか、失敗が恥ずかしいという気持ちもあったので、メインの国へ行く前に、練習という訳では無いですが、しっかり1ヶ月だけ「マンツーマン」に特化しているフィリピンで勉強し、「英語を話す」という環境に、まずは馴れる事を選びました。

コストが安い

フィリピンは他の国に比べて物価がとても安いです。外食をしても、高くは付きません。ビールも1本100〜200円ほどで購入できたので、土日の授業が無い日の夜は、みんなで外に食事へ出かけたりしました。授業料も同じくとても安いです。その中に、宿泊代や食事代も全て含まれているので驚きです。

日本からフィリピンまでの距離(直行便:約4時間)も近いため、航空券もかなり安く手配が出来ました。そのため、気軽に短期で行かれる方も多くいるようです。

毎日3食付+洗濯物も無料

大体の学校には毎日の朝昼夕食が付いています。授業がない土日もちゃんと提供されます。食事を作る事や、買う事を考えなくとも、食堂へ行けばバイキング形式で提供して貰えるので、安心して勉強に集中できます。

週に2回、無料で洗濯物を預けられます。部屋に洗濯機は備え付けられていないので、自分で手洗いもしながら、洗濯物を預けていました。

マンツーマン授業で語学力UP

これはフィリピンを選んだ1番の大きな理由だったと思います。自分の英語に自信がなく、話す事に抵抗があったので、「マンツーマン授業」はとても良かったです。

2人きりなので、しっかりと集中して、先生と向き合い会話ができる事は、とても大きいです。間違っているニュアンスやセンテンスもその都度、指摘してもらえます。すると2人なので仲良くなり、より会話をする事が楽しくなっていきました。

グループ授業ですと、クラスで話せる時、話せないの時の割合が、毎回違います。同じ英語レベルの生徒で、項目毎のクラスは組まれていますが、やはり授業の質が違うなと思いました。

寮のため移動が便利

私が選んだ学校は、1〜3階が施設と授業を受けるクラスがあり、3〜5階が男性部屋、6〜8階が女性部屋でした。朝起きて準備をし、1階で食事をした後、そのまま授業へ行く事が出来ました。一つの建物の中で、全て完結で来てしまうので、門の外に出るという事も無く、本当に安全でしたし「勉強時間が移動時間に取られてしまう」というような事が無かったです。

本当に「無駄のない生活」でした。食堂、カフェテリア、プール、ジム、ヨガ、卓球、シアタールームと全て揃っていたので、設備もとても良かったです。

多様なクラス選択ができる

私が選んだ学校は、8種類のコースの中から選択が出来ました。その中で「マンツーマン」に特化した授業を選びました。

学校を探している際、どこの学校も8授業のうち4授業だけがマンツーマンという所が多い中、私の学校は6授業又は8授業全ての選択肢があり、更にスパルタコース(土日のみ外出可能)、セミスパルタコース(平日も外出可能)と、更に細かいコース分けがありました。

また、門限があったので、どのコースの生徒も曜日に関わらず、必ず寮に帰らなくてはいけなかったので、そこもしっかりと整ったカリキュラムで良かったです。(外泊希望の際は、事前にプランを記載し届け出を提出する)

そして無料のオプショナルクラスも自由に選択出来たので、平日は毎日9時間勉強していました。プラス、学校の雰囲気が勉強モードだったので、夕食が終わった後も、皆んな自主学習していたので、とても良い環境でした。

 デメリット

学校によっては勉強より遊びがメイン

sunset beach people sunrise
Photo by Jill Wellington on Pexels.com

学校選びを間違えると「遊んで終わり、勉強もしたけど、何も残らなかった、ただ楽しかった」で終わる2カ国留学があります。フィリピンには沢山の学校があるため、学校選びは重要。

「自分がフィリピンでどういう生活をしたいか、何をどのくらい学びたいか」等を考えて、選ぶ必要があります。

英語を詰め込みしっかり勉強をしたいという人には向いていると思います。色々な口コミを調べ、経験者の話を聞来ましたが、授業が5〜6時間だけ、日本人が多い、門限もない、毎日ビーチで遊ぶ事がメインのような学校もあるようです。そういった学校を選んでしまうと、あまり2カ国留学のメリットは無いですね。

アジア人率高め 時期によって日本人も多い

group of people forming star using their hands
Photo by @thiszun (follow me on IG, FB) on Pexels.com

せっかく海外へ留学に来たのに「イメージと違う」なんて事もあるかもしれません。生徒はほとんどがアジア人。どこの国の資本かによって、国籍は片寄るかもしれません。

私の学校では、ヨーロッパ圏の生徒を見かけませんでした。韓国、台湾がほとんどを占めていました。春休みシーズン等は、日本人が集中して多くなるようなので、そこは賛否両論ですが、私個人的にはデメリットかなと思いました。

治安があまりよくない

angry bad john art black and white emotion
Photo by Jan Prokes on Pexels.com

フィリピンは貧富の差が激しい国として有名です。選ぶ都市にもよりますが、学校の門の外を一歩出ると、道路整備はあまりされていなく、現地の先生も「貴金属には気をつけてね」と言っていました。私たちだけでなく、現地の人もしっかり注意しているようです。特に夜や人混み、トゥクトゥク(現地の人の移動手段、バスのような乗り物)は気をつけるべき点です。

蚊が多い

年間通して暑い国なので、とにかく蚊が多いです。ロビーも開放的なので、虫除けスプレー、ムヒはマストアイテムでした。運良く部屋は8階だったので、部屋に蚊が入る事は無かったのですが、念の為スプレータイプのベープを持って行き使っていました。

いかがだったでしょうか。本当に「私が経験して感じた話」になってしまいましたが、旅行会社で働いていると、留学やワーキングホリデーの航空券を購入しにいらっしゃる方もいて、航空券とは関係ない情報をお伝えする事も多かったので、今回伝えさせて頂きました。参考になれば嬉しいです。

まとめ

フィリピン、セブ島の2カ国留学のメリット、デメリットを読んでいかがでしたか?

どちらの考えもふまえて答えを出して頂ければと思いますが、結論後悔しないことが1番です。

少しでも行きたいと思う気持ちがあるならば、1ヵ月でも良いので経験として行くのは良いと思います。ただ、学校選びだけは気をつけて選んでもらいたいと思います。

お金が、、という方は2カ国目で稼げます!

日本のように娯楽に溢れているわけではないのでお金を使う機会が少ないです。

2カ国留学決断、行く行かないにせよ、お役に立ちますように。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUT US
TMKトラベルクリエーター、フォトグラファー、Youtuber
はじめまして。旅の魅力を惹き出すクリエイター、トラベルコンシェルジュのともかです。10年間務めた大手旅行会社を退職後、夢の海外生活へ。海外渡航歴29ヵ国。国内旅行歴41都道府県。フィリピンのセブ留学、ニュージーランドのワーキングホリデー経験あり。旅と写真と人が大好き。私の培った経験と知識を、このブログ、TMKchannel(YouTube)で情報を発信し、少しでも人の役に立てればと思い始めました。